ぱやぱや

好きになった人が好き

鬱憤と夢

コロナ禍で私の状況より大変な方、最前線に立たれている方、出来る範囲で色々試行錯誤されている方はたくさんいらっしゃるかと思います。そんな大変ななかでも生きている方からしたらちっぽけな悩みなんですが、言葉にしないと晴れそうもなかったので、ここで書きます。

なかなか状況が良くならないなか、普通の人はどうやって正気を保っているのか教えてほしい、そのくらい私はこの状況に疲れきっているようです。

 

こんな状況でも職が有るというのは非常に有りがたいことなのですが、不要不急の外出は制限され、県外の実家に帰ることが出来ず、誰かと食事を摂るということを制限され、自粛を始めて早1年半。【自粛】という「自ら進んで慎むこと」は、自分で行動を制限することを選択したからこそ、過剰なモラルという感じで自分のことをねっとりと執拗に監視しているように感じます。そしてその監視の視線は【自粛】しない人に向き、あれやこれやと考えてしまう自分の心の狭さに嫌気が差してきます。

居酒屋を撮る映像や街を撮る映像が映りすぎるので、朝のニュースを見なくなりました。社会の流れに着いていけていない気がしますが、今のところ仕事に支障は出てないです。

 

世の中の全てのことが不要不急とされ、休みの日に部屋から一歩も出ない休日を過ごして早1年半。自分が好きことや楽しんでやっていたことを不要不急だとされ続けると、全てのことがどうでも良くなってくるようで、好きなものに対しての欲望がなくなっていきました。欲望とはまた違うかもしれないけど、好きなものを見ると興奮したり感情を動かされたりするので、エネルギーが必要じゃないですか。今は心動くエネルギーが空っぽになった感じです。


こんなことになる前は月1~2回の頻度でライブや舞台に行っていました。夜行バスで東京に向かい、銭湯で広いお風呂やサウナを楽しみ、何時間もグッズ列に並びながら推しがかわいいと話し、腹拵えをしながら推しがかわいいと話し、公演を満喫し、推しがかわいいと話ながら打ち上げをし、夜行バスに乗って翌朝へとへとになりながら仕事に行く。こんなに身体がボロボロになり、財布が空になる生活をしていたのに、心は満たされていました。推しからのエネルギーを受け取り、友人と談笑しながら食事をして、非日常を味わう、そんなことが私の人生を豊かにしてくれていました。

自分は出不精な方だし交友関係もそんな広くないので、外出出来なくてめっちゃ困るって思うことはないと思ってたんですけど、よくよく考えたらここ数年めちゃめちゃライブに行っていたわ(笑)

今思ったら楽しかったですねなんか生きてるって言う感じがして。 今は起床するのにも時間がかかり(スヌーズ1時間鳴りっぱなしでお隣さんごめんなさい)、支度をわたわたと済ませ、残業をしてフラフラになりながら帰り、お湯を注ぐかレンジ解凍のご飯を食べ、気絶するかなかなか寝付けない夜を過ごしてまた朝がくる…、そんな毎日の繰り返しのように感じます。仕事に行き、生活をするので精一杯です。

 

この状況になり時間も出来たので、全国を飛び回って忙しかった時には出来なかったことを色々やろうと思いましたが、全然手につきません。

積読は積まれたままだし、時間があったら観ようと思っていたDVD MAGAZINEも特典映像も、録画していた番組も、大好きなライブ映像も、全然手が伸びないのです。こんなにも時間はあるのにエネルギーは無くて、気付けば昼になって夜が更けていつの間にか朝になっている。何も成し遂げない1日が過ぎて気が付けば1年半。好きなものを摂取するにはエネルギーが必要なんだなーと発見してしまいました。

 

 

そんななか発表されたつばきファクトリーの武道館公演とV6の解散とアンジュルム笠原桃奈ちゃんの卒業。重症化リスクの高い方を相手にする仕事をしている私は、これらのステージを直接観に行くことが出来ません。中野サンプラザ中止後発表された武道館単独公演をするつばきファクトリーを、私は直接目に焼き付けることが出来ません。

V6が26年の集大成を表現する11月1日の解散コンサート、ツアーにも入ること出来ません。

年内で卒業発表をしている笠原桃奈ちゃんの卒業コンサート現場で「大人になったね…」と親戚面して涙を流すことも叶わないのです。

私の心をへし折るには十分すぎる出来事でした。

今の仕事をしていなかったらこんな状況でもライブに行けたのかもしれない、何で今のタイミングなんだ…と、彼らの晴れ舞台を、門出を祝えず、自分の都合ばかりを考えてしまう自分が嫌で嫌で仕方ありません。

 

 

漢字練習してみた

突拍子もない話をします。心がへし折られると、もやもやどろどろとした何か(もののけ姫デイダラボッチが首とられた後のあれ)が湧き出てくるので、心を無に出来ないかと考えた結果、漢字練習にたどり着きました。どう考えてもQuizKnockの漢字王である山本さんの影響なのですが、この漢字練習が個人的にはリハビリとしてヒットしました。文字を書くと、余計なことを考えなくなり、ついでに漢字の勉強になっています。寺で写経をするってこんな感覚なんでしょうか。ちなみに、漢検2級のドリルを購入し、読み、送りがな、書き取りだけやっています。

 

 

夢を描いてみた

いつになるのかわからないけど、自由に色んなところに行けるようになったらやりたいことを書こうと思います。

 

クルーズ船に乗りたい

これはコロナ禍前に友人達と「お金持ちになったらクルーズ船に乗って旅してみたいねー」と話していて、調べてみたら三泊四日くらいなら手が届かない訳じゃないぞ気付き、貯金をし始めました。今後は船の種類や運行コース、港近くのグルメなどを調べたいと思います。

 

京都に行きたい

つばきファクトリー新沼希空ちゃん(推し)が、京都旅行をするくらい京都が好きなので、希空ちゃんがブログに載せていた場所を聖地巡礼したいです。京都の高級旅館で贅沢もしてみたい…。聖地の特定と良さげな旅館の選定をしていきたいと思います。

 

函館に行きたい

ゴールデンカムイ』が最終章突入で全話無料公開をしていると聞きつけ、まんまとハマりました。樺太まで行く度胸はないので函館で五稜郭と旧ロシア領事館に行って、ラッキーピエロ土方歳三ホタテバーガーを食べるのが夢です(ラッキーピエロゴールデンカムイ関係ない)。

 

QuizKnockのイベントに行きたい

自粛期間中にQuizKnockにハマり動画を見まくりました。どうやら以前はトークイベントや講演会、サイン会、謎解きイベントなどもたくさんやられていたようで、調べれば調べるほど行きたくなってしまいます。QuizKnockのお陰で学ぶことの楽しさを思い出せたことに感謝していると伝えたいのですが、直接伝えることが出来る機会なんか有るんでしょうか?もしやお問い合わせフォームに送った方が確実説あります?

 

ライブに行きたい

もう、私の欲求はこれが一番なんです!!オンラインライブを多数経験しているけど、現場のライブを味わったことの有る人間には物足りないんです!!!(制限があるなかでパフォーマンスを最大限に見せてくれている演者とスタッフさんには感謝しても感謝しきれないことは言うまでも無いです。)

会場いっぱいのサイリウムの光、ライブが始まる前のインストの高揚感、高まる観客の熱気と声援、ヒーロー登場のような恍惚感、興奮で下がるIQと語彙力、ステージと会場全体の一体感。私は今、生きていると実感できる空間、これをまた味わいたい。

とりあえずコロナ明け初めてのライブで号泣して前が見えないなんて失態をおかさないようにイメージトレーニングをしておきます。

 

 

 

辛いときに辛いと言えたので、また明日から世の中に立ち向かえそうです。せめて夢を叶えるまで心身ともに元気でいられますように。

 

鬱憤晴らし終わり。