高校を卒業する豆原一成へ贈る言葉
春の訪れが感じられる2021年3月、我らが豆ちゃんこと豆原一成くんが高校を卒業します。
私が豆ちゃんに 心を奪われたことは、以前、PRODUCE 101 JAPANオーディション期間中のブログにも書きました。そのブログの中で私は豆ちゃんの魅力を高校生らしいかわいらしさと高校生らしからぬかっこよさというギャップと表現しました。
にへーと笑った時の下がった目尻、三日月形の目、笑顔のお手本で描かれそうな口角の上がったお口。とろけるチーズもびっくりするとろけ具合のかわいい豆ちゃんの笑顔に、こっちも笑顔になってしまいます。心が折れそうなときでもその笑顔で強くなれる(by running)
ViVi channel 豆原一成の18問チャレンジ!【毎日JO1企画スペシャル】
一方で、パフォーマンスの時の鋭い目つきには恋のトキメキを感じずにはいられません。ステージに立つ豆ちゃんは本当にかっこよく、ライブを見る度にまた豆に恋してしまいます。
TGC S/S So What
そんなかわいくてかっこいい豆原一成くんの魅力を再考しながら高校卒業を祝したいと思います。
原石発見のロマン
改めて考えた彼の魅力は「私が見つけてしまった感」です。
表舞台に一切出てきていない、ただの高校生が夢を叶えるサクセスストーリー、このプロットでジャンプ新連載始められます。ビジュアルが公開されたときのステージを見つめる真っ直ぐな瞳のきらめき、レベル分けのときの映像で流れた田舎道を自転車で駆け抜けている素朴な姿、exciteをパフォーマンスする眼光鋭いかっこいい姿、そしてそれらが一人の人間から発せられているという事実。いやいや、3人分のキャラクター背負ってるでしょ、と突っ込みたくなるほどギャップに溢れています。
その姿を突きつけられ、exciteの和訳が「感情が高ぶる」「血が沸き踊る」という意味を持つことを思い出し、未来のヒーローの原石を見つけ出してしまったような胸の高鳴りを覚えました。
地方球場で無名の球児を発見してしまうロマン、画商が露店で売っている絵に新たな才能を見付けてしまったロマン…。世界を変えてしまう宝物に出会ったスカウトマンやパトロンのように、未完の大器を見付けた人達はこんな興奮を味わったのでしょう。高校生2年生という未完の大器が完成していく様子をリアルタイムで見ることができる世界に感謝しかありません。そんなロマンが豆ちゃんにはありました。
ストイック
彼のすごいところは境遇や才能に甘えず、努力し続けることです。雑誌のインタビューで大平祥生くんがこんなことを言っています。
いつもはみんなの可愛い弟キャラの豆ですが、練習室に入った瞬間に練習の鬼と化します(笑)妥協なしのストイックな姿に、心の中で「これぞ、ギャップ萌え」と密かに思っています。
JJ 2020.10月号
ストイック、練習の鬼と周りが言われるほどダンスへの執念はものすごいものです。あの練習熱心なJO1の中でそのように言われるのだから、それはよほどのことなんだと思います。
彼はオーディション中にトレーナーから「何かが足りない」と言われ続け、それにずっと向き合い続けています。
PRODUCE 101 JAPAN season2公式youtube
向き合い続け、彼が勝ち取ったもの、それはパフォーマンスの楽しむことではないでしょうか。
2021年2月20に行われたオンラインコンサートSTARLIGHT DELUXEでGrandmasterを披露したときの「俺が王者」は異常でした。バンドバージョンという新しい試みにも関わらず、その挑戦を自分のモノにしていました。王冠を掲げる姿は「あなたが王者です…」とひれ伏したくなるほど威厳に満ちていましたし、彼が掲げた王冠は授かったものではなく、確実に勝ち取ったものでした。
一番振り切れ、ゾーンに入ったと思ったのは、OH-EH-OHです。リーダーのソロパートのあと「ずっとkeep on running running keep on it」の辺りで、楽しくて仕方がないトランス状態、マラソンでいうところのランナーズハイになっていました。魂を削り、命を燃やし、パフォーマンスすることが楽しい!!と感じながら超次元的な状態になっているところを目撃してしまいました。この瞬間のためにオタクをやっていると言っても過言ではありません。これだからオタクはやめられないぜ。
その瞬間を見せてくれた豆ちゃんには心の中で涙を流しながら手を合わせていました(実際は繰り返し早戻しをして何度もフゥー!と声をあげていました。性質が悪い。)。
この場面を何度も舐め回したいので、事務所の皆さん円盤化をご検討ください。何卒…!
運
高校2年生でオーディションに参加できたのは、紛れもなく彼の運が良かったからです。あの爽やかさ、瑞々しさに出会った衝撃は今でも忘れられません。
そもそも、高校生の豆原一成君に会えたという奇跡が、私のファンの始まりだったと思います。 正直、彼が高校生じゃなくても興味を持ったかというと、そんな自信は私にはありません。それほどまでに黒髪短髪のチャリンコを漕ぐ高校生の絵面は私の脳に電撃を走らせたのです。この点においては私のラッキーです。
若いというだけで今後成功するかどうかは見出だせませんが、豆ちゃんの大きな夢を持ち、環境と自分を冷静に分析し、その時々に出来ることをするという様子に、この人が絶対成功するなっていう確信をします。分析力と実行力がえげつない。こんなの、遥か昔に高校を卒業した私が出来ていないのに、高校生の豆ちゃんが出来てるってどういうことなんだ。マジでリスペクトっす。
理想を掲げてそれに実直に向き合う姿を、成長を見届けられるなんて私はなんて幸せ者なんだろうと思います。
河野「豆原一成は“育成ゲーム”ですから」
an·an No.2190
この表現を見たとき、的確すぎて河野純喜天才かと思いました。
高校を卒業する豆原一成へ贈る言葉
高校卒業を目前にして豆ちゃんはこんなことを語っています。
“最年少”とか“現役高校生”とかって、言ってしまえばしょうがないこと。それは僕のキャラクターや立ち位置ではないと思うし、だけど自分の役割はまだ見つかっていない。
Progress p.143
豆ちゃんが高校生を卒業して高校生という肩書きを失ったら魅力が変わるのでしょうか。いや、そんなことはありません。なぜなら彼は高校生という肩書き以上に魅力的だからです。
確かに高校生の豆原一成に出会えたことは幸運と言わずにはいられませんが、これからも いろんな可能性を秘めていて、色んなことを叶えていくんだろうと思います。
その何となくの直感を確信に変えてくれるのは、やはり彼の言葉です。
仮面ライダーを好きになった小さい頃から、世界の平和を守るヒーローに憧れていました。JO1のアイドルとしての活動も、多くの人たちを元気づけるヒーローとリンクしているがあると思っています。僕らのパフォーマンスや音楽で、周りの人たちの心を平和にしていきたいです。
日経トレンディ2020年12月号
パ、パフォーマンスで平和を目指し、ヒーローになろうとしているだと…!?ふーん、おもしれぇ…。
平和という夢を持って、周りの状況や自分の状態を適切に把握し、努力を積み重ねる豆ちゃんにならやってのけてしまうんじゃないかとワクワクしています。
高校生という肩書きを無くした豆ちゃんは、朝ドラでいうところの幼少期が終わったばかり。序章が終わり、これから主役が登場しますよ。物語は始まったばかりだ!(あれ?打ちきり漫画の最終話みたいになってしまった)
ということで、私が高校を卒業する豆原一成に贈る言葉はこちら。
イエーイ豆を好きになってよかった
このままずっとずっと死ぬまでハッピー
私は今後数十年に渡ってこの言葉を叫ぶでしょう。