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今のモーニング娘。を知りたいあなたへ おすすめBlu-ray4選

私がモーニング娘。が好きなことを同年代(1980年代後半~1990年代前半生まれ)の飲み会で話すと、「ザ⭐ピ~ス!のCD持ってた!」「辻ちゃんの生写真持ってた!」「ごっちんが好きだった!」等とすぐに思い出話に花が咲きます。しかし、「懐かしいね~」で終わってしまって、今のモーニング娘。の良さを共有までは出来ないのです。私は「モーニング娘。最高にかっこいい!!」と思っている人間ですが、同世代のなかではモーニング娘。が昔の懐かしい記憶、思い出の存在になってしまっていることに気付かされます。

 

20年前は西暦2000年、モーニング娘。の「恋のダンサイト」「ハッピーサマーウェディング」「I WISH」「恋愛レボリューション21」次々とヒット曲が発売された年です。歌番組、CM、冠番組と、テレビをつければ映るモーニング娘。に日本中が夢中になっていました。

モーニング娘。が出演するテレビ番組をVHSに録画し、擦りきれるほど観返していませんでしたか?歌って踊ればかっこいい、トークをすればおもしろい、顔面が恐ろしくかわいいモーニング娘。は、「アイドルってすごい」と突き付ける唯一無二の存在でした。

 

自分が再びモーニング娘。にハマったときのことを思い出すと、「今のモーニング娘。ってどうなってるんだろう…?」となんとなく動画を検索したことが始まりでした。

ということで、ひょんなことからモーニング娘。に再びハマってしまった同年代の人が今のモーニング娘。を知るためにライブ映像を探してたどり着いてくれたら嬉しいなという気持ちでブログを書こうと思い立って今に至ります。

 

おそらく同世代が知っているであろう曲の多さで「懐かしさ」を表し、個人的見どころやおすすめの楽曲などを交えて過去5年全10ツアーの中からおすすめのBlu-rayをご紹介します。公式YouTubeでライブ映像を見せてくれる楽曲もあるので、リンクをはっておきます。この事務所は儲ける気が無さすぎて心配になります。

 

おすすめツアーBlu-ray4選

 

 

 

モーニング娘。'19秋 KOKORO&KARADA

 

 

懐かしさ ⭐⭐

熱さ ⭐⭐⭐⭐⭐

 

15期メンバーが加入して初めてのツアー最終日代々木第一体育館公演を収録したもの。15期メンバーの初々しさと9期10期11期メンバーの貫禄、12期13期14期メンバーの成長をまるっと味わえるモーニング娘。を詰め込んだ円盤。最新が最強で最高と毎ツアー思わされるけど、今回もやっぱりすごかった。

懐かしの曲は「抱いてHOLD ON ME!」「シャボン玉」「ザ⭐ピ~ス!」の3曲と少ないですが、全部ブチ上がる。

特に「抱いてHOLD ON ME!」は9期10期11期の5人全員が成人したからこそ出せる大人の色気を存分に発揮し、レジェンド感と伝説の戦士感がとてつもないことになっています。

 

Blu-rayだけの特典にはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019のライブがフルサイズで入っており、熱い夏を思い出させてくれます。嬉しさと同時に、どんだけ儲ける気が無いんだこの事務所と心配になります。

恋愛レボリューション21」「シャボン玉」「ザ⭐ピ~ス!」「LOVEマシーン」「ここにいるぜぇ!」と懐かしの曲を5曲披露したということで、昔のモーニング娘。を知っている人を根こそぎ惹き付けるぞという意気込みを感じます。それ以外の9曲は知名度が低い曲で勝負に出て、全14曲をほぼMC無しのノンストップでパフォーマンスし続ける暴挙に出たモーニング娘。ロックやなぁ。

ロックの民を惹き付け、一番でっかいステージの観客をひとつにした「LOVEマシーン」は必見です。ロッキンというアイドルがアウェーな状態、数万人の観客がセットリストも知らない打ち合わせなしで\wow wow wow wow/\yeah yeah yeah yeah/  と同じ振り付けをする様子は感動すら覚えました(現地で途中から参加したファンの感想)。

 

当時のブログはこちらを参照。


モーニング娘。'19のロッキンが最高だった話~失敗生かし次は成功するのさ~ - ぱやぱや

 

 

 

おすすめの1曲「雨の降らない星では愛せないだろう?」

メンバーの佐藤優樹ちゃんと野中美希ちゃんがピアノを演奏したことでファンの度肝を抜いた一曲。切なくも美しいピアノとメンバーの優しく強い歌声に包まれ、世界中の慈愛を代々木に集結させたと言っても過言ではなかった。雨の降らない星では愛せないだろう?を聴いているとこの幸せがずっと続けばいいのにというなんとも言えない感情が沸いてきて、この気持ちはなんだろうと考えていると\HO~ほら行こうぜ/と始まる耳馴染みのある一曲「ザ⭐ピ~ス!」が始まります。ああ、これが平和なんだということに気付かされ、このセットリスト考えた人まじで天才過ぎてボーナスあげたくなります。

 

名場面「アンコール明けのメンバー挨拶」

このツアーの見所といえば、新メンバーとして加入した15期メンバーの成長です。すっかりモーニング娘。に馴染み、新メンバーということを忘れてしまう堂々たるパフォーマンスをしていますが、最年少は中学二年生の14歳。

最後のMCで岡村ほまれちゃんが「ほまれはモーニング娘。になれて幸せです。」という言葉は、ファンのみならず先輩メンバーの涙をも誘い、次のMCの小田さくらちゃんやリーダーの譜久村聖ちゃんが涙していたことにも目頭が熱くなりました。モーニング娘。って尊い

 

ハロステ319 「KOKORO&KARADA」5:31~


https://youtu.be/g2c1OaSc2vw

ツアータイトルが発表されたときに、そのダサさにファンが歓喜しました。今までは謎にかっこよさげな英単語だったりしたので、「KOKORO&KARADA?このダサさ、待ってた!やったー!!!」と叫びました。

そしたらまさかのオープニング曲にして未発表の新曲タイトルだったというオチです。ヒーロー登場ばりのポーズで登場したモーニング娘。のかっこよさに感動していると、なんとも言えないイントロが流れて、\ジャ ジャーン/と踊り出すモーニング娘。たち。絶対つんく♂じゃんという不可解な歌詞と曲、所見で理解できない曲に外れなしと言われているかどうかわかりませんが、神曲です。この曲が似合うアイドルはモーニング娘。しかいない、THEモーニング娘。を象徴するオープニングです。これを無料で見せてくれる事務所、なんなの。

 

 

モーニング娘。'18秋 GET SET,  GO!

 

 

懐かしさ⭐⭐⭐

戦士感⭐⭐⭐⭐⭐

 

10期メンバー飯窪春菜ちゃんの卒業ツアー。武道館2DAYSで行われた最終公演がメインに収録され、1日目回替りが特典として収録されています。2014年に道重さゆみちゃんが卒業してから約4年間サブリーダーとして、最年長として引っ張ってきたはるなんをしっかり送り出すぞという気迫と時折思い出してしまう寂しさが入り交じって、胸が締め付けられるものすごい公演となっています。

中盤に「そうだ!We're ALIVE」「LOVEマシーン」「ザ⭐ピ~ス!」「恋愛レボリューション21」「Go Girl~恋のヴィクトリー~」と怒濤の懐かしい曲を畳み掛けてくるメドレーは私の同年代を歓喜させたことでしょう。

懐かしさを感じるツアーかと思いきや、前半30分は今のモーニング娘。を見せつけるセットリストになっています。ギラギラのかっこよさで歌い躍り狂うモーニング娘。は、世界の平和を願って戦う戦士(ヒーロー)としか思えません。特に「自由な国だから」「君さえ居れば何も要らない」「Only you」のサイリウム芸がとても美しい。戦士(ヒーロー)を照らす光がファンのサイリウムって最高の演出じゃないですか。引きの全景でサイリウム込みの映像がほしい。

 

おすすめの1曲「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」

「そうだ!We're ALIVE」「LOVEマシーン」「ザ⭐ピ~ス!」「恋愛レボリューション21」と続く懐かしのメドレーの最後を締め括るのがこの曲。滅多に披露されない楽曲にも関わらず、イントロの鐘の音を聞いた瞬間に心が踊り出しました。曲名でどんな曲かを思い出せない人もイントロを聴くだけで「この曲は…!」となり、愛をインストールしたときのクルクルの振り付けを踊り出してしまうかと思います。ちなみに、懐かしメドレーはupdatedバージョンの振り付けになっているので、振りコピの際は注意が必要です。

 

名場面「Only you」

卒業する飯窪春菜ちゃんに向かってメンバーがパワーを送り込むように魂を込めたパフォーマンスは必見です。

いとしの君へ 一途な I LOVE YOU

大丈夫 例え迷っても諦めないでね

いとしの君へ 無限の YELL FOR YOU

ちょっぴり幼いけれども揺るがぬこの思い

君を守る

歌に、パフォーマンスに魂を込めるってこういうことなんだと突き付けてきます。メンバーの背後にいるファンもメンバーを通してエールを送っている気持ちになりました。

 

武道館公演の感想を書いた当時のブログはこちらを参照。個人的には念願の「今すぐ飛び込む勇気」がBlu-rayに収録されたことが嬉しくてたまりませんでした。今すぐ飛び込む勇気Loverの皆さんも必携のBlu-rayになっております。


GET SET,GO!感想~アラサーにモーニング娘。が刺さりまくるんじゃあ!!~ - ぱやぱや

 

 

 

モーニング娘。'17秋 We are MORNING MUSUME。

 

 

懐かしさ⭐⭐

スペシャル感⭐⭐⭐⭐⭐

 

20周年の記念ツアーと10期メンバー工藤遥ちゃんの卒業が重なったスペシャルな公演。スペシャルなのは卒業公演だけではなく、OG辻希美ちゃん高橋愛ちゃん道重さゆみちゃん田中れいなちゃんがゲストで出演したり、回替り曲が全て収録されていたりととにかくボリュームがすごい。この事務所、儲ける気が無さすぎて心配になります。

本編に収録されている懐かしい曲は「THE マンパワー!」「愛の種」「Mr.moonlight~愛のビッグバンド~」の4曲と少ない印象ですが、特典を見てください。「恋をしちゃいました!」「BABY 恋にKNOCK OUT!」「友情~心のブスにはならねぇ!~」「晴れ 雨 のち スキ♥」等々派生ユニットも含め、泣き出したいほど懐かしい曲ばっかりです。

 

おすすめの1曲「友(とも)」

メドレーで曲を畳み掛けてきた後に卒業を実感させる曲。笑顔で歌いながらも仲間との別れを惜しむ姿が愛おしくて仕方がありません。

愛しているんだ ずっと仲間だろ

やがて年老いて白髪になったとしても

センターステージでメンバーが円になった瞬間、世界中の愛が集結しました。顔を向かい合わせて笑顔で歌うメンバー、外に向いてから耐えていた涙が溢れてしまうメンバーを見てこちらの涙腺がガバガバになります。めっちゃいい曲。

 

名場面「ENDLESS SKY」

アイドルがグループを卒業するときにこれ以上の曲は無いのではないかと思います。爽やかな青空のようで旅立ちにピッタリな曲なので、皆ニコニコして清々しい気持ちで歌っています。しかし、卒業メンバーがソロで歌う部分で事件が起きます。

泣くわけないでしょ 泣くはずがない
自分で選んだ未来だから
けど悔しいな 涙止まらない
思い出に包まれ

気持ちと歌詞がリンクした瞬間に気付いてしまったらメンバーもファンも号泣してしまいます。つんく♂恐るべし。

直前で同期で同い年の佐藤優樹ちゃんが「胸が寂しい」という歌詞を工藤遥ちゃんの目を見ながら歌っているところがアップになっていたことも涙腺を刺激します。まーどぅーは永遠だ。

 

アプカミ95「2017年11月21日日本武道館公演ダイジェスト」4:46~


https://youtu.be/uW8NYvFIrSo

この動画、OG辻希美ちゃん高橋愛ちゃん道重さゆみちゃん田中れいなちゃんがゲストで出演した回のダイジェストが無料で見れ、「シャボン玉」「リゾナントブルー」「好きだな君が」「ロボキッス」という大ボリュームになっています。登場する度に上がる歓声に、モーニング娘。OGの偉大さを実感します。この回のフルサイズがBlu-rayに収録されているので、必見です。

 

当時のブログはこちらを参照。ENDLESS SKYでおんなじ感想書いてる自分、変わってなさすぎて笑った。


We are MORNING MUSUME 工藤遥の卒業に寄せて - ぱやぱや

 

 

 

モーニング娘。'16秋 MY VISION

 

 

懐かしさ⭐

集結感⭐⭐⭐⭐⭐

 

道重さゆみちゃんが卒業後鞘師里保ちゃん、鈴木香音ちゃんの卒業を経て、新メンバー13期を迎えることになったツアー。今の11人、これまでの集大成を見せつけてやろうという青い炎のように静かな気迫を感じるツアーです。もう4年も前のツアーなので、今見ると幼いメンバーですが、無我夢中でパフォーマンスする姿が愛おしくて泣けてしまいます。

 

懐かしい曲は「Do it now!」くらいしかありませんが、佐藤優樹ちゃんがソロで歌うかっこよさに痺れます。蝶々のように華麗に飛び回りながら強い決心を歌っています。

一歩一歩でしか進めない人生だから

立ち止まりたくない

ここの推進力が強すぎて叫びのようにも聴こえるので映像で感じてほしい部分です。

 

 

おすすめの1曲「The vision

バラード始まりという珍しい構成。オープニングの天使たちの戯れみたいな世界観に一気に引き込まれます。

 

終わりなき MY VISION

楽しむことは 人間の義務なんだよ

 

夢を抱き続けステージを楽しむ、曲の世界観を体現するモーニング娘。の美しさたるや。音楽と歌詞とパフォーマンスと境遇がこんなに一致することがあるのかと驚き、この曲で1つの作品を見ているかのような感覚になります。

美しいピアノのアウトロからの「Tokyoという片隅」のイントロで、舞台は天界からTokyo(恐らく路地裏)に場所を変え、ファンのコールも相まってブチ上がります。この2曲を続けて聴いてアドレナリンが爆上がりする体の変化を実感してほしい、そんな楽曲構成です。

 

名場面「13期加入」

12期の加入から早2年、久しぶりの新メンバーは誰かと色々な予想が出ていましたが、ハロプロ研修生から2人が抜擢されました。大型新人の横山玲奈ちゃんと研修生歴4年と長い下積みをしていた加賀楓ちゃんという対照的な2人が加入することになりました。発表された瞬間の歓声とかえでぃーの涙は嬉しさも今までの苦労も混じっていて、何度見ても泣けてしまいます。

今や「加賀」「横山」と熟年漫才コンビのように呼び合う13期のぎこちなく、初々しい姿がとても可愛らしいです。

 

 

ハロステ200 「One・Two・Three」22:25~


https://youtu.be/wEMMGUH7g34

譜久村聖ちゃんが色んなことを考えて悩みながらツアーを駆け抜けたと涙ながらにMCで語った後に集大成として披露されたパフォーマンスは「私たちがが今のモーニング娘。だ」と見せ付けてきました。メインステージからセンターステージに歩いてくる様子は、未来への行進のようにも、モーニング娘。というランウェイを歩くようにも感じられました。

 

MY VISION 札幌振り替え公演の様子はこちらのブログを参照。


念願の札幌振替公演ですごいもん見てきた - ぱやぱや

 

 

 

2014年道重さゆみちゃんが卒業する時に「全盛期は、一度だけとは限らない」というキャッチコピーが有りました。ブログを書くために改めて懐かしいツアーも振り返ってみましたが、いつの時代もモーニング娘。はかっこよく、最高を更新し続けていることを実感します。

モーニング娘。は20年前のようにキラキラしてワクワクさせてくれる。20年経った今も、いや、20年経った今だからこそ歴史を背負って魂込めてパフォーマンスをしています。

 

私の語彙力では全然表現できないほどにモーニング娘。はかっこいい。こんだけ長々ブログを書いてきましたが、100の言葉よりも1回パフォーマンスを観てもらえばわかります。

 

是非モーニング娘。のパフォーマンスを目の当たりにしてみてください。

ようこそ、モーニング娘。の世界へ。